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日 時2007年6月17日 08:00-15:50
目的地谷川岳トマノ耳(1963.2m)オキノ耳(1977m)
一ノ倉岳(1974.2m)茂倉岳(1977.9m)
同行者同僚M氏
メ モ日本百名山



当初計画のコース(青色)
 土合口から西黒尾根を経て肩の小屋へ、
 谷川岳を往復して天神尾根を経て天神平
 天神平からロープウェイで土合口へ戻る。

実際のコース
 ロープウェイ、リフトで天神峠へ、
 天神尾根を経て肩の小屋、谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳、茂倉新道で土樽へ縦走


カシミールのルートデータから



(左端が天神峠、右端が土樽駅)


M氏「今度、谷川岳どうですか。」
谷川岳ってどこだ???と思っていると
M氏「ロープウェイもあるから大丈夫ですよ」

その後、稲荷屋手持ちのガイドブックで調べてみる。

健脚向・・・
ロープウェイで天神平から山頂を目指し西黒尾根で戻るコース
西黒尾根は急坂の連続、脚力に自信がない人は山頂から天神平に戻れと書いてある。
急坂を登るのが好きのM氏のこと、西黒尾根を登りたいに違いない。更には
「ロープウェイがあるとは言ったが乗るとは言っていない」なんて言いかねないM氏は
田尻尾根を歩いて下るかもしれない。

M氏はいつものように「ガイドブックは大げさに書いてあるだけだから」何て言っている。
(その一方で「こけたらさようならの世界」ともいう・・・)
どうなることやらと思っていると週末は雨だった。

そして次の週末。
金曜は飲みのため、土曜日に出かけることは難しい。
今週もなしなかと思っていた土曜日の朝、M氏からTEL
「明日どうです?では、4時半に」

こうして17日4時半、谷川岳に向かうことになった。


さて、4時30分にM氏の車で出発

上里サービスエリアで朝食

関越自動車道を水上ICで降り土合へ向かう。

途中のコンビニで昼食用のおにぎりを購入。
ICから土合までの11kmにコンビにはこの一軒しかない。


6時55分 コンビニの駐車場から見える谷川岳


ロープウェイの駐車場に車を停めて出発準備

M氏「明日、月曜だしロープウェイで上がろうか」
ロープウェイにしようだなんて、珍しい発言
もちろん稲荷屋に異議はない。
往復の切符を購入。


7時40分 谷川岳ロープウェイ


谷川岳ロープウェイは2005年9月に更新されたばかりの新しいもの
複式単線自動循環式で揺れも少なく快適快適


7時40分 


ロープウェイで天神平に到着後、更にリフトで天神峠へ
最初の意気込みはどこへやら、M氏ものんびりリフトに揺られる。


7時56分 隣の高倉山が見える


スキー場だけあって、木も少なく見晴らしがいい。
谷川岳もよく見える。


8時00分 天神峠


山頂の天満宮と弁財天


8時00分 天満宮と弁財天



8時13分 谷川岳を目指す。




8時15分 イワカガミ


新潟、群馬の県境なのに遠くに富士山が見える。
やはり富士山は大きく、そして美しい。


8時20分 富士山(左の写真中央付近の拡大)



8時35分 熊穴沢ノ頭避難小屋


熊穴沢ノ頭避難小屋は、いわお新道との分岐点。


8時35分 


振り返ると通り過ぎた避難小屋の赤い屋根が小さく見える。
前方には、雪渓が見える。


8時50分 


谷間をよく見ると関越トンネルの換気孔が見える。

9時00分 左の写真の中央部分を拡大すると換気孔




9時00分 振り返るM氏


浅間山の上にあるのは雲ではなく煙?


9時00分 浅間山




9時03分 富士山


ちょっと開けたところに出た。
天狗の留まり場
おばさんが休憩していて狭かったので
そのまま通り過ぎる。


9時04分 天狗の留まり場


前方の雪渓が近づいてくる。
よく見ると雪渓を登っていく人が見える。


9時05分 




9時06分 




9時08分 


雪渓では、軽アイゼンが必要か?
M氏に相談すると、溶けてシャーベット状だろうから
アイゼンは役に立たないだろうとの答え。


9時29分 雪渓


天気もいいが気温も高い。
そんな中、雪渓の上は涼しくて気持ちがいい。

後続の人も少ないので
しばらく雪渓のそばで休憩。


9時35分 雪渓


肩の小屋到着


9時36分 肩の小屋


トマノ耳へはもう少し


9時37分 




9時37分 オジカ沢ノ頭




9時38分 富士山




9時38分 




9時43分 




9時44分 


トマノ耳へ向かう


9時49分 


トマノ耳そばにシラネアオイが咲いていた。
写真を撮ろうとする人で順番待ちになる。
稲荷屋のすぐ前は、高齢の男性。
なかなかシャッターを切らない。
そんなに構図が変わるわけではないのだが・・・

「年をとると指先に信号が伝わるのが遅くなるから」と
ちょっと口の悪いM氏


9時59分 シラネアオイ




10時02分 トマノ耳から隣のオキノ耳を見る




10時03分 山頂


山頂の標識は記念写真の列。
団体さんが交代で写真を撮るのでなかなかあかない。
それに、撮り終えた団体さんは標識のそばで集合をかける。
勘弁して欲しい。


10時03分 山頂にて(サングラスを外して撮ったので稲荷屋は笑い男加工)


オキノ耳へ向かう。
団体さんはトマノ耳に荷物を置いて空荷で進む。


10時08分 オキノ耳へ


トマノ耳を振り返る


10時10分 トマノ耳




10時12分 ハクサンシャクナゲ




10時15分 ハクサンイチゲ




10時18分 オキノ耳




10時19分 オキノ耳


オキノ耳からトマノ耳を振り返る

トマノ耳の向こうに富士山が見える。
またトマノ耳には登山者がいっぱい。




10時20分 トマノ耳




10時21分 足元は切り立った崖




10時25分 山頂付近は蝉の声がにぎやか




10時27分 富士浅間神社奥の院


石の鳥居にまで蝉が鳴いている。(結構うるさい)


10時27分 ハルゼミ




10時28分 奥の院


奥の院を抜けたところでお昼にする。

蝉の声がうるさいだけでなく
虫が多く、ちょっとうんざり。

空を見上げると、太陽に周りに光の輪ができていた。


10時40分 輪


昭和30年の遭難の碑

10時50分 憶出の碑




10時51分 イワカガミ


谷底に駐車場が見える。
高低差1000m


10時51分 




10時52分 オキノ耳


NHKが撮影をしていた。
「クライマーが見えるかなどと話をしている。」
登ってくる人がいるんだ・・・さすが谷川岳


11時05分 NHK


一ノ倉岳を目指す。

ちょっときつい坂になる。
後ろにこけたら大変なことになるなぁ・・・
と思って登っていると、変に力が入ったのか
左の内腿がピクッ
あっ、つったみたい。
こんなところで・・・

少し緩くなった斜面で足をたたき
ちょっと痛かっただけで
つったんじゃなぞと
自分と足に言い聞かせる。
これが功を奏したか、なんとか、持ちこたえる。


11時07分 一ノ倉岳


オキノ耳を振り返る。
すれ違った登山者から
昨日はもっと暑かった事
昨日滑落事故があり、
今日ヘリで回収があった事を聞く。


11時27分 


一ノ倉岳の避難小屋はカマボコ型


11時32分 一ノ倉岳




11時33分 一ノ倉岳山頂にて


振り返るとトマノ耳オキノ耳が見える。


11時39分 


一ノ倉岳を越えて進むと雪渓が見えた。


11時39分 




11時41分 雪渓




11時50分 ハクサンイチゲ




11時50分 シラネアオイ


景色はいいのだが暑い。
雪渓の上は気持ちよかった。

飲みきったペットボトルに雪渓の雪を
入れておけばよかったと思う。

M氏曰く「なんでそうしなかったの?」
それは雪渓の上では涼しくてそんなことも思いもしないから


11時57分 


茂倉岳到着

12時00分 茂倉岳山頂にて


土樽パーキングエリアと土樽駅が小さく見える。
これからあそこまで歩かなくてはいけない・・・


12時00分 土樽パーキングエリア(ズーム)




12時17分 


休憩しようかと思ったが、小屋の中から話し声が聞こえ
もうちょっと先でコーヒーにしようと、そのまま通過。


12時32分 茂倉岳避難小屋


茂倉岳を振り返る。
刈りそろえたような笹がきれい。


12時32分 


これから進む道、まだまだ先は長い。


12時37分 




12時43分 ハクサンイチゲ


結構下ってきたので、振り返ると茂倉岳が大きく見える。


12時56分 


矢場ノ頭までもう少し。

13時21分 




13時33分 矢場ノ頭




13時34分 矢場ノ頭にて


振り返るとずいぶん下ってきたと思うがまだ先は長い。
後、標準時間で1時間40分


13時34分 


矢場ノ頭を過ぎると樹林帯になる。
絡まったような木の根を越えて進む。
まるでアスレチックのよう

歩きにくいなぁと思っていると
木の根の上でずるっと滑ってしまう。
絡まった木の根、単純なしりもちでは済まない。
しまったと思っていると、
ちょっと高さのある根を腕で掴むことができ
しりもちをつかずに済む。
助かった。


14時04分 


木の根も少なくなり、少し歩きやすくなる。
ただ、膝のコントロールが効きにくくなり
なかなか進めない。

スピードの落ちた稲荷屋をおいて
M氏は先に進み、姿は見えない。

あと少しなのは分かっているので
振り返りながら待ってもらうよりも少し気が楽

ばてながら進んでいると、タクシー会社の広告
下山後越後湯沢まで3000円程度と書いてある。
もう歩きたくない稲荷屋の目は釘付け。
デジカメで撮ってメモ

少し歩いて登山口到着。
M氏が涼しい顔で待っている。
「ちょっとハードでしたね。」
そういえば、先日の八ヶ岳でも同じことを言っていたような。
よくついていけたなぁ

まだここから駅まで歩かなくてはならない。
しばらく地面にへたり込む。
携帯電話で先ほどみかけたタクシー会社に電話するがつながらない。
アンテナマークは3本付いているのに。

仕方がないので、しばらく休憩の後
土樽の駅に向かって歩く。

歩けど歩けど駅に着かない。

関越道と魚野川を挟んで駅の反対側にいることは分かっている。
魚野川を渡る橋を探す。
道を進むと橋があった、ようやく駅に着いたかと思っていると
その橋は万太郎山へ続く道
土樽駅はまだ先だった。
3本持ってきたペットボトルは飲みきっていて喉が渇く。
後は、保温水筒のお湯だけ
早く駅について自販機で冷たいジュースが飲みたい。


15時11分 登山口到着


道を進むと、魚野川を渡っていないのに線路が見える。
駅は関越道の反対側のはずなのだが・・・
近づいてみると、清水トンネル。
線路はこの先、関越道をくぐって反対側の出ている。

線路がトンネルを出てすぐの跨道橋をくぐると案内板があり
有名な小説『雪国』の冒頭の「国境の長いトンネル」は
このトンネルとの表示。

ばてばての稲荷屋は階段を登ってみる気力もなく
案内板とトンネルに続く階段を撮っただけで満足。
(柵が倒れているのは雪のせい?)

ばてばての稲荷屋は再度携帯電話でタクシーに電話。
なんとか電話は繋がったものの会話にならない。
稲荷屋は話しているのだが
「もしもし、もしもし、だめだなぁ・・・」
アンテナは3本立っているのに、ほんとに聞こえていないのかなぁ?


15時37分 清水トンネル


川の水で足を冷やしたいなと思いながら橋を渡り、
草が生え放題の通路を通り関越道をくぐり
ようやく土樽駅到着

自販機で冷たいジュースを買い喉を潤す。
気持ちがいい。

1時間に1本くらいはあるかと思ったが
3時間に1本しか電車は止まらない。
15時22分が行ってしまった後は18時12分
あと30分早く着けば・・・
とは言っても、ばてばての稲荷屋には無理な話

電車を待つか?
18時までとはちょっと・・・

再度タクシー会社に電話、今度は通じた。
今から向かいますとのこと
駅のベンチで横になって待つ

駅には稲荷屋、M氏とは別に登山者が一人いた。
電車を待っているのだろうから下山してきたのだと思うのだが
なぜか登山ポストに登山計画を入れている。
時間的にも場所的にも今から登るとは思えないのだが。謎


15時49分 土樽駅


タクシー到着。
土合に向かって欲しいと言うと運転手さんが困った顔をする。
「高速つかってもいいですか?」
なんでもいいから向かってくださいと言ってタクシーに乗り込む。

タクシーはスキー場を眺めながら越後湯沢駅方向へ
湯沢ICから関越自動車道に乗って水上ICに向かう。
タクシーの中では、ふと眠ってしまう。
時々目が覚めてとこを見るとM氏も眠っていた。

しかし、結構な距離を走るなぁ・・・
水上ICから土合口にロープウェイの駅まで戻る。
17時ロープウェイの駅の駐車場着。
高速代別で13400円。結構な出費。

ロープウェイの営業時間は既に過ぎている。
電車を待っていたら駐車場までしまっていたかも
あぶないあぶない


駅なら一駅なのに、なんとも遠回り


上牧温泉 風和の湯で汗を流す。
地元の人が、誰が市議に出るだの出ないだの
うるさく話していてうんざり
露天風呂もあったが小さく・・・

ざっと汗を流して出る。


17時33分 風和の湯


M氏の運転で東京へ戻る。
M氏は元気だなぁ。感謝感謝
21時半帰宅