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日 時2007年5月12日 07:40-18:00
目的地編笠山(2523.7m)権現岳(2715m)
同行者同僚M氏
メ モ八ヶ岳(前回の硫黄岳とは反対側)



カシミールのルートデータから


観音平から編笠山に登り、権現岳へ、三ツ頭を経由して観音平に戻る。





二日前に、M氏からメール
「週末、大菩薩嶺か権現岳どうですか。」

権現岳はとなりの編笠山を含んでいる。
稲荷屋の手持ちのガイドブックでは、編笠山だけでも
コースタイム5時間45分
大丈夫かな?

M氏は年寄り向けのガイドブックを見るからだと
大丈夫と言っている。
大丈夫かなぁ、ハードそうだなぁ。
そうは言っても、登ってみたいとも思う。
で、出かけてみることに

さて、5時10分にM氏の車で出発

双葉サービスエリアで朝食
天気がよく、富士山もよく見える。
展望台から富士山、南アルプスが見えた。




6時50分 双葉サービスエリアの展望台から


道の正面に見える八ヶ岳。
左端のピークが編笠山
一旦下って次のピークが権現岳
結構くだらなくてはいけないのだなぁ
わかってはいたけど視覚的に再認識

道の左手には南アルプス。
思い入れが強いらしくM氏は甲斐駒ケ岳を気にし、
運転をしながら、しきりと「甲斐駒いいねぇ」と連呼していた。




7時0分 車窓から


小渕沢ICで高速を降りる。
途中のコンビニで昼食を購入。
観音平に車を止め登山開始


7時42分 登山口




8時18分 


雲海展望台では視界が開け、富士山が見えた。
数日前、富士山で雪が降ったらしい。
(他の登山者が積雪による交通規制があったと教えてくれた。)
5月になっても雪が降るのかぁ・・・
なかなか雪がなくならないはずだ。




8時22分 雲海展望台からの富士山




8時42分 


押手川で休憩



水には氷が張っていた。
ここまでは、ハクサンシャクナゲをよく見かけたが
この先は原生林が多くなる。


9時0分 押手川




9時18分 



9時40分 南アルプス




9時42分 富士山


登山道脇の山肌は岩がごろごろ・・・

途中、残雪で道が隠れてしまう。
軽アイゼンをつけて登る。
(M氏はそのまま登る。)
なれないため軽アイゼンをつけるのに苦労したが
軽アイゼンのおかげで登るのは楽になった。


9時45分 


山頂到着
昼食
M氏のストーブでお湯を沸かし、コーヒーを飲む。

10時25分 三角点


M氏と稲荷屋


八ヶ岳の山々


富士山


南アルプス


甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳(南アルプス)













北アルプス


諏訪湖




11時16分 富士山


編笠山から権現岳を目指す。
北側斜面のため、雪が多い。
雪の上の踏み跡を追うが
時々膝まで足が埋まる。

歩くのもなかなか大変。
M氏が言う。
「(こう雪だと)権現に登る気がせんなぁ」


11時16分 権現へ



11時25分 権現岳


青年小屋に向けて降りる。
雪は切れたが、青年小屋の手前は岩だらけ。


11時32分 青年小屋と権現岳


青年小屋前のベンチで休憩

青年小屋の入り口にかかる「遠い飲み屋」と書かれた赤提灯は
いったい何なんだろう?


11時39分 青年小屋


編笠山を振り返ると岩が目立つ。


11時4分 青年小屋から見上げる編笠山


M氏が「では、権現に登りましょうか。」
えっ?さっきまで登る気がしないと言っていたのに・・・

M氏は登る気満々
稲荷屋に先に降りて待っていてもいいと言う。
どうしようか迷ったが、登ってみることにする。


11時49分 


ばてばて、M氏に何度も待ってもらいながら登る。
振り返ると編笠山
雪で苦労した道が白い筋になって見える。


12時19分 編笠山


権現岳まではまだ遠い


12時19分 権現岳


のろし場
M氏に待ってもらい休憩

写真を撮っていると
M氏が「あまり下を覗きこまないほうがいいよ」
すぐ先は崖になっている様子。

足元がふらついて状態で
そんなことしたら・・・

先を見たら、登っている人が見える。
雪をよけて苦労している様子。
あれ、足元に小さいものが
犬?
こんなところまで犬を連れてくるとは・・・

休憩後、出発
M氏「それでは前の人に追いつきましょう」
それは無理でしょ・・・




12時22分 のろし場


富士山の頂上の高さに影が出てきた。
このまま見えなくなるのかな?


12時24分 富士山


道は次のピークをを巻いて登る。
ところどころ雪が残る。
道が消える。

M氏は先に進む

雪の上は歩きにくいし
岩は崩れて歩きにくい。
といっても戻れないしなぁ


12時38分 雪を避けて登るM氏



12時55分 


稜線の上を歩く。
細い稜線は普通でも神経使うのに、雪

崩れたらどうしよう。
滑ったらどうしよう。
その場合は落ちるだけで、どうしようもないのだが・・・
山に登る人はすごいなぁと思う。


13時18分 雪の稜線


先行するM氏は時々立ち止まり
振り返って様子を見てくれる。
M氏はすごいなと思っていると
目の前で、片足そっくり埋まるM氏の姿

まだ安定した足場を確保できていた稲荷屋は
カメラを取り出しM氏の姿を撮る。

M氏が「撮らんでいいから」
振り返ることもなく言う

M氏も結構神経を使っているのかもしれない。


13時20分 


なんとか雪の稜線を渡りきる。
振り返ると通った稜線を歩く人の姿。
見てるだけでも怖い怖い。


13時30分 


小屋の前のベンチで一休み
ベンチがありがたい


13時31分 権現小屋


小屋前で一休みの後、登る。


13時32分 



13時32分 権現岳


権現小屋のすぐ上のピーク
権現岳山頂の前にここで休憩。


13時36分 


すぐ隣に赤岳
その奥には横岳が見える。


13時38分 赤岳、横岳


赤岳を眺めながら休憩。
燕がたくさん飛んでいる。
風もあるのに、流されず飛びたい方向にいるものだと感心。

ちょっと広さがあったので
(多少岩で痛いものの)
稲荷屋は仰向けになり空を見上げて休憩
これは楽、気分的にも楽になり
ようやく回りの様子を見る余裕も出てきた。

M氏はストーブで湯を沸かしカップラーメンを食べる。
稲荷屋はお湯を分けてもらってコーヒーを飲む。
インスタントコーヒーの袋がパンパンに膨れている。
2500mとはいえ、気圧の差を感じる。

稲荷屋が寝ていたとき、他の登山者に
気分悪いのですかと声を掛けられ
疲れただけですと答えたが
この高さでも高山病になる人はなりますからねと
言われたことを思い出す。


14時07分 



14時08分 権現岳山頂


十分な休憩をとった後、下山。
権現岳の山頂(岩)の下を通る。
ちょっと上がれば山頂だが、どうしよう。

M氏は当然行くが
稲荷屋にはそんなに余力はない。
迷ったが、稲荷屋も行ってみる。
とりあえず写真だけはとっておく。
見るからにばてばての稲荷屋。




14時23分 権現岳山頂にて


下りは、稜線伝いの道
南側斜面で雪も少なそう。


14時26分 




14時35分 


権現岳を振り返る。


14時37分 権現岳


木々の間は雪の残っている。
膝やそれ以上の埋まったりしながら下山。
ルートファインディングはM氏頼みなので
稲荷屋は歩くだけなのだが
ばてばての稲荷屋にはきつい・・・


14時44分 




15時0分 




15時16分 三ツ頭


甲斐小泉駅方面(右)へ

15時20分 分岐




15時55分 




15時55分 




16時13分 木戸口公園




16時24分 




16時29分 ヘリポート





16時40分 笹すべり




17時11分 延命水(生水飲用不可)




17時26分 分岐


分岐と駐車場はほぼ同じ高度なのだが
その間を結ぶ道は沢を渡るため一旦下ってまた登り
最後の難関

M氏が思わず「橋を掛けて」という。

のぼりを考えるとこの大きな下りは憂鬱だ。


17時38分 




17時42分 


最後の坂を登りきり、駐車場へ
そこにあった看板には「熊に注意」との文字が
いまさら言われても・・・


17時59分 




17時59分 


駐車場に戻る。
靴を履き替え、登山タイツを脱ぎリラックス。
スパティオ小淵沢で、汗を流し一休み。
談合坂で夕食をとって帰るが
GWの翌週のためか高速はとても空いており
10時前に帰宅。
無理かと思ったが日帰りできた。


18時01分 駐車場からの南アルプス