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日 時2006年04月29日
目的地七面山(1982m)
同行者同僚M氏
メ モ200名山

(小さい写真は携帯電話にて撮影)

以前から行ってみたいと思っていた七面山
M氏も興味を持ち、出かけることにした。

M氏的には行きたい山があり、
今度はこっちになんて意見もあるのだけれど
それは3000mまたはそれ以上の山ばかり
稲荷屋的には無理無理・・・


朝5時半に出かけようとM氏と約束していたのだが
準備が間に合わず、M氏に少し待ってもらい遅れて出発。

中央高速を使って七面山を目指す。
前日なかなか寝られず、深夜1時までおきていた稲荷屋はちょっと眠い・・・
境川PAで朝食にてんぷらそばを食べる。
境川PAの藤棚は白と藤色の花で綺麗だった、

甲府南で高速を降り、七面山登山口へ
登山口近くで団体のバスに出会う。

七面山温泉もあるのでそれかなとも思うが
バスの中には白装束の人達
最後尾のバスの後ろにつくとそこには
「身延・七面参拝 世田谷教会A−8」の文字
信者の人達バス8台分・・・



バス



登山口には駐車スペースがなく、どうしようか迷う。
M氏がタクシー会社と相談すると、タクシーを利用するのなら
タクシー会社の駐車場を借りられることになった。
タクシー会社のワゴン車に乗り込む。
下調べした資料では登山口から羽衣までタクシーで1300円
1300円払うつもりでいたら、一人300円。
バスとしての運行だったらしい。ラッキー。

羽衣で下車。
登山の前に羽衣橋を渡り、お万の滝へ。
徳川家康の側室「お万の方」が身を清めて
七面山の女人禁制を解いたといわれる滝。
水量は多くないものの、新緑に囲まれ綺麗な滝だった。
(滝の側には滝行のための衣装貸し出しもあった。)


お万の像と白糸の滝


羽衣橋を戻り、さて山へ。


案内図(9:15)


2丁目の神力坊
まだまだ序の口、元気に通り過ぎる。


神力坊(2丁)(9:20)


7丁目、丁石が敬慎院の50丁まで続く。
登山道は七面山参詣の参道であり、手入れがされとても登りやすい。
また、寄贈者の名前の入ったベンチ(屋根つきもある)が多く設置されていた。

白装束の参詣の一行を抜かす
しばらくすると後ろから、団扇太鼓の音が聞こえてきた。
先ほどの参詣者かな?
気味悪がるM氏
まぁ信仰のやまなので・・・


丁石


新緑の中、ツツジの花が緑に浮くように咲いていた。


つつじ


13丁目の肝心坊で、ちょっと休憩。
茶屋風でトコロテンなどなどがあった。


肝心坊(13丁)(10:00)



肝心坊(13丁)


23丁目の中適坊、肝心坊とは違い仏壇が見当たらず単なる茶屋のよう。
(仏壇の前の扉がほとんど閉じられていたため気が付かなかった。)

中適坊前の休憩所の窓にヒガラが止まっていた。
外に出たいのか窓に向かって何度もぶつかる。
(稲荷屋が写真を撮りに近づいたから逃げようとしただけ?)
窓を開けて出してあげようとしたが、上手くいかず断念。
自力で上手く出られるといいのだけど。


ヒガラ 中適坊にて(23丁)




ヒガラ 中適坊にて(23丁)


36丁目の晴雲坊に到着。


晴雲坊(36丁)(11:22)

晴雲坊に先にいた一行は白装束ではないものの参詣者の様子。
出発と同時に「南無妙法蓮華経」の唱和しながら登っていく。


参詣者と不思議そうに見送るM氏


山門(和光門)到着。疲れた・・・


和光門(12:00)



和光門


和光門を通ってからも坂は結構きつい。
吉祥門までたどり着いて振り返ると急坂なのが分かる。
(中央のロープを張った手すりの支柱はトロッコのレールだった。)


吉祥門から和光門を見下ろす


和光門からの坂の終点、吉祥門
左手の坂を登ると随身門がある。


吉祥門


鐘楼




随身門


随身門


随身門前の遥拝台
富士山が綺麗に見えるはずなのだが・・・
残念ながら雲で見えない。



遥拝台から


随身門そばには宝塔があったが立ち入り禁止
施主は霊友会だった。



宝塔


随身門から急坂の下に敬慎院


敬慎院


敬慎院


敬慎院


敬慎院


一の池

敬慎院の境内が丁石の終点。50丁目


50丁目とM氏


報恩塔


随身門前の遥拝台でお昼にする。
お寺の境内なのでちょっと迷ったが
人も少なく、特に注意もされなかった。
稲荷屋は、コンビニで買ったお結びと、
持参のポットで持ってきたお湯でインスタントコーヒー
M氏はストーブでお湯を沸かしてカップラーメン。
結構寒かった(気温6度 M氏計測)ので、カップラーメンはおいしかった様子。

登ってきて汗をかいたところに
一気に体がさめてしまった。 これがあとで痛いことになるとは・・・

お昼を済ませて、七面山山頂を目指す。
「みんなここまでで、山頂には興味ないんじゃねぇ」とM氏
確かに山頂を目指す人を見かけない。
道もこれまでの参道とは違い、整備されているとはいえない。

さらに登ると残雪が目立ち始める。
道の部分が圧雪となり残っている。
軽アイゼンもなく滑ってなかなか先に進めない。
(登るのはいいけど・・・戻れるのかな?不安)

途中、立ち入り禁止のロープ
迂回するように道が作ってあるが、
「ちょっと見てきます」とM氏
立ち入り禁止のロープの先は有名なナナイタガレだった。
ちょっと足のすくむ景色をみて、さらに山頂を目指す。

ばてばての稲荷屋は M氏に待ってもらいながら何とか進む 視界が開けて山頂に到着。


三角点 七面山山頂(13:53)


山頂には山の高さ1982mに合わせて1982年に作成されたディスクがはめ込まれていた。


七面山山頂


山頂は開けているが、曇っていて何も見えない。
たまに雲の切れ目から南アルプスの一部が見えたが・・・


七面山山頂


七面山は1982mなのだが、稲荷屋の高度計は2000mを超えている。(笑)


高度


戻り道、案の定雪に苦労する。
道以外の部分は崩れるので歩けないが、道の分はカチンカチンに凍っている。


凍った登山道


再度ナナイタガレの部分に差し掛かる。
先ほどよりもガスが晴れてよく見える。


ナナイタガレ:真下に向かって崩れている。

崩落が進んでいる。
なるほど立ち入り禁止になるわけだ。
見えている足元のえぐれているかも知れない。
体は極力残して、腕だけ伸ばして写真を撮る。


ナナイタガレ



ナナイタガレ

腕を伸ばして写真を撮っていたが・・・
姿勢に無理があったのか、イテテテ・・・足がつりそう。
危ないので戻ることにした。


ナナイタガレ


ガレ場を過ぎ、普通の登山道に戻る。
木の枝に掛かった緑の物体。
エアープランツみたいなものかな?
ガスが出やすい高所ならでは?


エアープランツ?


遥拝台に戻るがやはり富士山は見えない。残念。
ばてばての稲荷屋のためにしばし休憩

北参道で戻るために奥の院を目指す。
奥の院へ向かう途中、二の池の鳥居に出会う。
道からすぐそばなのだが
ちょっと体力的に限界に近いのでパスしようかと思ったが
「行きましょう」とのM氏のさそいで行ってみる。


二の池(15:00)


二の池


二の池を見て道に戻ると、部分的ながら富士山が見えた。
これもご利益か、M氏の誘いのおかげか。
感謝、感謝。


二の池からの富士山


奥の院を目指す。
御神木の大イチイも近くにあるのだが、
寄り道する余裕は既にない・・・
無事下山できるかちょっと不安。
奥の院では(参篭)宿泊が可能、ちょっと迷うが
下山することにする。


奥の院(15:20)



奥の院



奥の院



奥の院の元となった、影嚮石


携帯電話の外部アンテナサービス。
このようなサービス自体珍しいと思うのだけど
更にここはお寺。


携帯電話アンテナ


北参道にも丁石はあるが、登った表参道と異なり石灯篭形ではなく簡略な感じ。


丁石


明浄坊到着、明浄坊自体は閉まっていたが、休憩所をお借りしてしばし休憩


明浄坊(30丁)(16:00)


明浄坊からの富士山が綺麗に見えた。
遥拝台からみたかったなぁ


明浄坊からの富士山


栃の木霊場 安住坊到着、安住坊も閉まっていた。
日朗上人七面山開山時お休所らしい。


安住坊(19丁)(16:45)

安住坊内には山梨県指定天然記念物の大トチノキ


栃の木


カタクリも咲いてた。
何回かカタクリの花に出会ったが、
疲れのために撮ったのはこの一輪のみ


カタクリ


白い花、何だろう?
撮ろうとしゃがみ、立ち上がろうとしたちょっとふらつく。
大丈夫かな・・・<自分

花が白いので、ヤマイワカガミかな?

もともと体力はないのだが
前日の午後から喉が痛み
更にちょっと寝不足(睡眠4時間位か)
それに山頂で汗が冷えたことで体力を消耗している様子。
ここまでもM氏にはずいぶんペースを落としてもらっているが
結構きつい。
ちょっとペースをあげようとすると頭痛がする。
登りとちがって上着も着込んでいるが暑くは感じない。
一人でいたらずっと休憩したい気分だったが、
M氏のおかげで、休憩の回数は増やしながらもなんとかがんばる。


七合目休憩所も閉まっていたが、冷蔵庫で缶コーヒー等を売っていた。
無人で料金の缶が置いてるだけ。
ドロボーさんへといった掲示もあったが
信仰の山ではまだ泥棒は少ないのか、缶の中にはお金が入っていた。
オロナミンCを2本いただき 150円x2を缶に入れる。


七合目休憩所


膝まで痛み始め、最悪。

でも、なんとか下山。
よかったよかった。


鳥居(神通坊)


下部温泉で湯につかるが、
汗を流してすっきりするが
お湯に入ると頭痛がする・・・
体力にも限界

同じ行程を歩いたM氏には悪いのだけど
M氏の運転する車の中では寝てしまった。
申し訳なし>M氏