ホテルの朝食では、窓際席をリクエストするがウェイトレスから嫌な顔される。なぜ?
仕方がないので、案内された窓際でない席で食べる。
朝からちょっと残念。


朝食


昨夜から香港の大型のクルーズ船 スーパースター・アクエリアスが入港しているのが見える。


ホテルから見る 大型のクルーズ船 スーパースター・アクエリアス


今日も天気予報は雷雨。
ただ、雷雨ながら降水確率は30%。
30%なら何とか持ってくれるかな。


テレビ 天気予報 北部は30%、東部は80%


テレビ 天気予報


今日の目的地は平渓線
電車は昨日と同じもの。八堵で30分待ちとタイミングの悪い乗り換え。

三貂嶺駅のホームで平渓線の切符を購入(1日乗車券)
とりあえず、終点の菁桐駅まで行ってみる。


平渓線 車内。丸いアーチの壁は何だろう?


平渓線 十分駅での離合(平渓線は単線)

平渓線 終点菁桐駅
古い駅舎は、日本統治時代(昭和6年)に建てられたもの。
部分的に鉄骨で支えられ、この建物をこの形のまま保存しようとしているのがわかる。


平渓線 菁桐駅


平渓線 菁桐駅 駅舎は瓦葺


平渓線 菁桐駅


平渓線 菁桐駅


平渓線 菁桐駅 空襲時の避難路


平渓線沿線は旧炭鉱の町。
菁桐駅周辺にも炭鉱に関係するものが多く残っている。


平渓線 トロッコ 竹筒は願い事を書いたもの。映画の影響


平渓線 トロッコ 落書きだらけ。残念。


菁桐 炭鉱夫の碑

炭鉱設備の遺構が多く残されている。
ここもなかなかいい感じの廃墟


平渓線 菁桐駅 炭鉱設備


平渓線 菁桐駅 この先でレールも終わり。


平渓線 菁桐駅


平渓線 菁桐駅


平渓線 菁桐駅


平渓線 菁桐駅 炭鉱設備 カフェか何かに利用されている様子。


平渓線 菁桐駅 炭鉱設備


平渓線 菁桐 石底大斜坑


平渓線 菁桐 石底大斜坑

この廃墟感がいいのか、結婚の写真をとる人もいた。
暑そうだし、線路の砂利の中を歩く新婦も大変そうだった。
まぁこういう写真は、女性の物だからいいのか?
(男性の趣味でここにしたのなら、日本ならもめそう)


平渓線 菁桐駅


平渓線 菁桐駅


駅には、線路を渡るなとの掲示があるが、誰も守らない。
というか、迂回路もなく線路を渡らないと行けない場所もある。


平渓線 菁桐駅


菁桐周辺には炭鉱時代の日式家屋が残っている。


和洋折衷日式書院造建築 函雅


台北炭鉱株式会社の社宅であった日本式住居


皇宮茶房 すごい名前


皇宮茶房 すごい名前


菁桐駅から十分駅へ
駅の周りに店が並ぶ。
電車がいない時は線路が道代わり


平渓線 十分駅


平渓線 吊橋にも炭鉱夫の像


平渓線 吊橋


平渓線 吊橋 生活感たっぷり


十分は旧正月のランタン祭りで有名。
旧正月でなくても観光客相手にランタンを揚げる。
願い事により色が違い、色数により値段が変わる。
また、爆竹のオプションもあり、打ち上げられてしばらくすると
爆竹音爆音が響く。


十分のランタン


十分のランタン


十分のランタン


十分のランタン


台湾煤礦博物館
駅から少し歩き、台湾煤礦博物館へ
チケットを購入すると待つように指示される。
ここは受付だけで博物館本体ではなさそう
どうやって博物館まで行くのだろうか。
トロッコを牽引する黄色い一つ目小僧の残骸はあるが
ここにはトロッコの軌道はなさそう。

よく分からないまましばらく待つ。


台湾煤礦博物館


台湾煤礦博物館


台湾煤礦博物館


台湾煤礦博物館 ランプシェードもランタン

しばらく待たされた後、迎えの車がやって来た。
日本人は私一人。こちらへどうぞと助手席を勧められる。
運転手は日本語ができ、日本の方ですか?
北京語できますかと話しかけられる。
ちょっとだけと答えるが、中国語でなく北京語というんだなぁと
なんとなく思う。


台湾煤礦博物館

車は細い道をくねくねと登っていく。
途中で、大型のトレーラとすれ違いで苦労する。
そしてようやく台湾煤礦博物館に到着。


台湾煤礦博物館

博物館に着くと、まずはビデオ学習。
車で移動してきた中で、日本語を使うのは私だけだが
私のために、日本語の字幕付きのビデオ。

ビデオでは炭鉱の歴史と共に
炭鉱のトロッコが日本人にも人気があり
このトロッコを見るためだけに日本から来るマニアの話など
なかなか面白い内容だった。

ビデオの後は、実際の炭鉱についての見学。

基本中国語なのだが、一通り説明の後
私のために日本語で簡単に説明してもらえる。
日本語下手ですみませんといいながら
なかなか流暢な日本語でわかりやすい説明だった。


台湾煤礦博物館 坑口


台湾煤礦博物館 坑口


台湾煤礦博物館 一つ目小僧

中国語での説明の時、暇なのできょろきょろしていると
いい感じに朽ちる一つ目小僧があった。
写真を撮ろうとするが、
ここまで車を運転してくれた男性がその近くでゴルフの素振りをしている。
ゴルフの素振りをされたら絵にならないよぉ(笑)
(帰国後WEBで確認すると、この男性は館長さんでした)


台湾煤礦博物館


炭鉱に入るまでの手順に従い、
名札の扱い、カンテラのバッテリーの受け取りなどの説明を聞く
その後、安全教育のための模擬坑道を使っての見学
この坑道は建物内にあり、危険性は全くない。
出口近くでは、坑道の断面で40cmしかない石炭の層が再現されていた。
40cmの層を掻き出すのは条件としてなかなか厳しい事がわかる。


台湾煤礦博物館 模擬坑道

炭鉱から出てきて、煤を落とすお風呂をのぞいて、建物の見学終了。
この後はトロッコに乗る。


台湾煤礦博物館 風呂


台湾煤礦博物館 トロッコ


台湾煤礦博物館 トロッコレール


台湾煤礦博物館 整備されて緑が綺麗


一つ目小僧はニチユ(日本輸送機株式会社)製
本来は架線集電なのだが、メンテナンスのためかバッテリー式に改造されている。
形を見ると前、後がありそうだが、方向転換できないので、前後どちらにも進む。


台湾煤礦博物館 パンタグラフもありオリジナルに近い?


台湾煤礦博物館 観光用にバッテリー駆動に改造された一つ目小僧


台湾煤礦博物館 ゴトコト進むトロッコ

トロッコが進んだ先は、翻車台
この台にトロッコを載せ、ひっくり返し積んでいた石炭を穴の下に落とす。
この設備のおかげで、個々のトロッコはただの箱状ですむ。


台湾煤礦博物館 翻車台


台湾煤礦博物館 翻車台から選炭場方向


台湾煤礦博物館 博物館に戻る


台湾煤礦博物館 緑のトンネルを進む


台湾煤礦博物館


見学が終わると、帰りはどうしますかと聞かれる。
ここまで来るのに、くるまで連れてきてもらったのに、
それ以外でどうやって戻るのか?
チケットを買った所までお願いする。

車に乗ると、今度の運転手さんは日本語ができない。
なにか話しかけられるのだがわからない。
チケット売り場まで連れて行ってもらえるのか?
と思っていると、後ろの席に座っていた小学生くらいの女の子が
waterfallと助け舟を出してくれる。
この後、十分瀑布に行くつもりだったのでその方がいい。
(女の子にお礼を言い忘れた。失敗)

十分瀑布へは。直接来るまでいくことができない。
車で行けるところまで連れて行ってもらいそこからは歩き。
吊橋を渡り、線路沿いの道を歩く。


十分瀑布への吊橋


平渓線

Wikipediaによると、十分瀑布はもともと違法に土地を占有していたものが時効になったとか。
ちょっといわく付き
入場料を払い入り口から入ると、滝の上部が見える。
滝の落ち口の高さがそろい、滝の上の水面はとても静かで綺麗。
良く見ると、滝の水が綺麗に落ちるように手が加えられたものだった。
綺麗ではあっても、人の手が加わり過ぎな感じがしてちょっと残念。


十分瀑布


十分瀑布


十分瀑布


十分瀑布


吊橋の下の小さい滝

喉が渇き、何か飲もうかと自販機で悩む。
維力の文字が気になりボタンを押す。(値段がなぜか安い)
すると350ml缶サイズの筒が出てくる。しかも軽い。
どうみても飲み物ではない。
後で開封したら、袋麺。
こんなもの自販機で買ってどうしろと言うのか?

喉は渇いているので、今度はCCレモンを選択。
今度はちゃんと飲料だった。


自販機で買ったもの

滝も見たし、駅に戻ることにする。

ゲートを出ると、若い男性の日本語の会話が聞こえる。
「ここまできて滝、有料かよ!」
と、滝を見ないで帰ろうとしている。
ただの滝だけど、日本円で200円ちょっと
ここまで来たなら見ていけばいいのにと思う。

十分瀑布のゲートを出ると、直ぐ前には赤い線が引いてある。
この線より線路側に入るなというのだけけれど、
ここに来るための道は赤い線よりも線路寄り。無理だ。


赤い線


十分瀑布への行き方は、十分駅からではなく大華駅から線路を歩いて来る話を
Webでは見かけたが、現在は十分駅からとされている様子。
十分瀑布入り口には、大華駅へは通行厳禁と書いてあった。
線路に入るなとあっても、線路を歩く事が普通になっている平渓線では
どこまで本気なのかわからないけど


時刻表


十分瀑布入り口から大華駅方向。線路を歩きトンネル内で電車に会ったら怖い


十分駅への道も。赤い線よりも線路側


平渓線と吊橋


駅に戻る途中で蝶を見かける。
日本でも見かけるアオスジアゲハ。台湾にもいるんだ。


アオスジアゲハ


十分 ランタン発祥の地の碑


十分 道路の整備が進む


十分駅


十分駅の土産物店


郵便ポスト 幸福郵便


お土産品には、切符のようなデザインの大型カード
十分駅だけに、十分⇔幸福、十分⇔成功等もある。
電車を待ち、八堵駅経由で基隆へ戻る。


切符のようなデザインのカード


十分⇔幸福 ゼロキロポストもどき



八堵駅にあったトーチカ


八堵駅228紀念碑


台北⇔基隆を走る電車


基隆に戻り
今日も夕食の調達に夜市へ出かける。


基隆慶安宮


基隆廟口夜市


基隆廟口夜市


基隆廟口夜市 奠濟宮


基隆廟口夜市 奠濟宮


基隆廟口夜市


今日の夕食は、油飯とスープ
油飯はビニール袋に入った状態。
移し代える容器もなく、ビニール袋から食べる(笑)
スープを入れる容器があるなら、
ご飯物は弁当箱的なケースでもあればと思うのだが
この方が安価だし、エコかな。


夕食


ホテルの非常口は工事中
でも、2つある非常口が両方とも「請勿通行」というのは
ちょっとありえないのでは?
ここに泊まるのもこれが最後。
何もなければそれでいいか。


非常口