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日 時2007年8月25日22:30-26日11:00
目的地富士山(3775.6m)
同行者なし
メ モ河口湖口五合目(2300m)から八合目、吉田口へ下り富士浅間神社(880m)



河口湖口→八合目→吉田口→富士浅間神社


カシミールのルートデータから



カシミールのルートデータから


2007年は富士宮口から登り御殿場口に降り
翌週、須走口を往復と2回登っているが
河口湖口には行っていない。
夏の最後に行ってみようかと考える。

金曜夜に五合目に泊まり登りたいと思ったが満室。
河口湖口で夏休みも最後となれば無理か

それではと、土曜の早朝発を考えるが
金曜、飲みに誘われてしまい土曜は起きることができなかった。
日曜の朝から登ったのでは戻ってくることができるか時間的に不安。

あきらめようかと思ったが、ふと思い立って
土曜の夜間登山に計画変更。

河口湖駅発の最終バスは21時15分
それにあわせて17時過ぎに出発する。
(登戸、立川、高尾、大月と乗り換えの多いこと・・・)

途中の乗り換えの高尾駅ホームで天狗に出会う


8月25日 18時22分 天狗


大月駅で富士急線に乗りえ変え。
電車を待っていると、ホームのスピーカから歌声が
地元ゆかりの歌なのか?それにしては様子が変
あたりを見渡すと・・・
隣のJRのホームにはお座敷列車が止まっている
よく見ると目の前の車両の中では年配の女性が歌っている。
何の歌か分からないがあの歌が聞こえている。
聞こえてくるのは歌声のみカラオケの音は聞こえない。

そのうちホームにアナウンスが流れる
隣の列車のワイヤレスマイクの音声が混線し迷惑をかけていると。
車両の中の人たちは、駅のホームに自分の声が響いているなんて
思っていないだろう。

そのうち、お座敷列車は発車し、ホームに響く歌声も途切れ途切れになる。
途切れ途切れになる歌声は、ガッチャマンだった。
「誰だ、誰だ、誰だ」と決して上手でない歌声が途切れ途切れに聞こえる。
最後に「ほら、誰もきいてないよぉ」とぼやく声まで
大丈夫、列車の中の酔っ払いの友人達は聞いていなくても
隣のホームの素面の人たちにはよく聞こえていましたよ。(笑)


8月25日 19時25分 お座敷列車「宴」と歌う女性


車内で仮眠を取る。
目が覚めると、地図をみてルートを考えてみる。
そのまま戻っても面白くないので、吉田口に下りてみようかな。
でも道わかるかな?

まもなく河口湖駅
一つ手前の富士急ハイランド駅では、
車内の富士山を目指す人とは対照的な格好の人たちが
帰ろうとホームにあふれていた。


8月25日 20時29分 駅の外にも長い長い人の列


河口湖駅には、富士急ハイランドから上りの電車に乗れないと
一旦、反対側の河口湖駅に移動した人たちがあふれていた。


8月25日 20時51分 河口湖駅(右手のバス停には富士山を目指す人)



バスを待つ人は非常に多い
稲荷屋は運よく先に乗ることができ座ることができた。
切符は、運転手さんから往復で購入。
(復路は使わない予定だが念のため)

外人さんが多く、英語の堪能な人が切符の購入をサポートしている。
(稲荷屋ははなれた所に座っていたので聞いているだけ)

一人の外人さんが、片道で良いと言っている。
明日は吉田の火祭りをみるのでバスに乗らない
ルートはインターネットで調べたといっている。
ということは、稲荷屋と同じで吉田口に降りるのか?
また、ハンガリー人で時差ボケで夜間登山は平気らしい。
(日本に来て一ヶ月とも言っている。なんじゃそりゃ?)

最終バスで増発もなく、待っている人は全員乗るしかなく
車内は次第に混んでくる。


8月25日 21時01分 切符


五合目到着。
昼の五合目のように人であふれている。


8月25日 22時26分 五合目


神様もお休み中


8月25日 22時35分 小御岳神社


ヘッドライトを点けて登る。
そばを歩く外人(東洋系)さんに尋ねられる。
「ちょっとおうかがししてもいいですか?
この道は登山道で間違いないですか?」
河口湖口は最初に少し下り坂がある。
少し不安になったのかもしれない。


8月25日 23時44分 七合目 花小屋





8月25日 23時51分 七合目 日の出館


登山道は渋滞。
なかなか進むことができない。


8月25日 23時55分 七合目 トモエ館


富士一館の前のベンチで休んでいると
隣のグループで、フラッシュで浮かび上がって頂上の鳥居が見えた
と言っているが、小屋の人が
「ここから頂上はみえないよぉ。ここから見えるのは
すぐ上の鳥居荘の鳥居だよぉ」
と否定する。
まだ七合目、頂上まではまだまだ遠い。


8月25日 0時13分 七合目 富士一館





8月26日 0時40分 七合目 鳥居荘





8月26日 0時51分 七合目 東洋館





8月26日 1時18分 八合目 太子館





8月26日 1時56分 八合目 蓬莱館





8月26日 2時19分 八合目 白雲荘





8月26日 2時32分 八合目 元祖館


下の山小屋の光と河口湖町の光


8月26日 2時38分 夜景





8月26日 3時33分 八合目 富士山ホテル


登山道は渋滞し、なかなか進まない。
岩場の途中で立ち止まることもある。
ふと眠気が遅い、倒れそうになるが
こんな岩場で倒れたら・・・
体力的には余裕はあるものの、
今回はこのあたりでやめておくことにする。
(吉田口を降りたいとの希望もあるし)
下山道と合流するトモエ館で、ご来光を待つことにする。

トモエ館で、コーンスープ(400円)を注文
少し体を温めた後は、外のベンチで夜明けを待つ。
防寒用に雨具を着るが、それでも寒くて仕方がない。
時にガタガタとひどい震えが来るのは
寒さのせいか、汗が冷えて風邪を引いてしまったのか。


8月26日 3時37分 本八合目トモエ館


だんだん明るくなるがなかなか日は昇らない。
小屋の人は商売に余念がない。
「ご来光は携帯では写せませんよ、使い捨てカメラありますよ」
「そばを食べながらご来光、年越し気分でいかがですか」
「ご来光まであと10分以上ありますよ、あったかいコーヒーいかがですか」
そんな声を聞きながら、ご来光を待つ。


8月26日 5時06分 ご来光


ご来光は2回だよぉ
何のことかろ思っていると
雲間から見えた太陽は一旦雲の層に隠れ、
改めて雲の上に姿を現す。



8月26日 5時07分 ご来光


日の出と共に一気に明るくなり
富士山ホテルの屋根が光っていた。


8月26日 5時09分 ご来光


山頂方向を見ると、登山道からご来光を見る人たちが見える。


8月26日 5時12分





8月26日 5時13分 八ヶ岳


富士山ホテルのこいのぼりが泳ぎはじめる。


8月26日 5時15分


山頂方向を横目に見ながら下山開始


8月26日 5時16分 山頂方向


須走口との分岐、左の河口湖側へ降りる。


8月26日 5時27分


振り返るとトモエ館も小さく見える。


8月26日 5時27分





8月26日 5時27分 八合目 江戸屋





8月26日 5時28分





8月26日 5時28分


斜面の向こうに河口湖口五合目
手前には登り続ける人の列が小さく見える。


8月26日 5時44分


登山道のジグザグ


8月26日 5時44分





8月26日 5時56分 緊急避難所





8月26日 6時13分 トイレ


八合目でご来光を見てすぐに降りたので下山する人も少ない。
数組のグループを追い越して下って行く。


8月26日 6時21分


五合目は樹林帯に入り、花も見かけるようになる。


8月26日 6時28分


8月26日 6時29分


山頂方向を見上げる


8月26日 6時36分 登山道





8月26日 6時45分 トモエシオガマ


六合目から吉田口方面を目指す。


8月26日 6時48分 吉田口登山道





8月26日 6時49分 廃屋





8月26日 6時49分 河口湖口五合目方面


吉田口を降りると、日蓮聖人の像に出会う。


8月26日 6時54分 六角堂





8月26日 6時55分 六角堂から山頂方向





8月26日 6時59分 トリカブト





8月26日 7時01分 里見平星観荘





8月26日 7時02分 里見平星観荘からの富士山


佐藤小屋に到着
吉田口の道は分かりやすいか(荒れていないか)尋ねると大丈夫と返答。
そこでそのまま進むことにするが・・・
早速ここで道を間違える。

吉田口に進んだつもりだったが、佐藤小屋のキャンプ場に降りてしまう。
(キャンプ場だけに道はしっかりしていたのでそのまま進んでしまった。)
その先、だんだん道は細くなる。
おかしいなぁと思っていると
寝袋で寝ている外人さんに出会う。
日本語は分からないという。
稲荷屋の英語もどきではなかなか通じない。
どちらに進むつもりか聞いてみると
稲荷屋が進もうとしている方向とは反対方向を指す。
そこで、方向転換し進むと正しい道に出ることができた。
外人さんのおかげで助かった。



8月26日 7時03分 佐藤小屋


佐藤小屋へ進む道
本当はここから出てくるはずなのに・・・


8月26日 7時13分





8月26日 7時17分


吉田口登山道はきれいに整備されていた。


8月26日 7時20分


祠があるたび、「無事下山できますように」と手を合わせて進む。


8月26日 7時22分





8月26日 7時25分 廃屋





8月26日 7時34分 井上小屋


井上小屋隣の御座石(四合五勺)
かつてはこの岩の上に浅間明神、日本武尊の祠が祭られていたという。


8月26日 7時35分 御座石


大黒天(四合目)


8月26日 7時43分


江戸時代に2軒?の茶屋(山小屋)があったたという三軒茶屋?
廃屋が残る




8月26日 7時57分 三合目 三軒茶屋


吉田口は道がきれいに整備されている。
道よりも、道を守るための排水路が整備されている感じ。
下の写真の木道は排水路で人が進む道は右側の土の道


8月26日 8時02分





8月26日 8時03分





8月26日 8時09分


富士山中で最初に建設された御室浅間神社(二合目)


8月26日 8時10分


8月26日 8時13分 二合目 御室浅間神社


大日如来社(鈴原社)


8月26日 8時33分 一合目 鈴原天照大神社


禊所




8月26日 8時44分


禊所の鳥居のそばには、狛犬ではなく猿の像


8月26日 8時45分


馬返


8月26日 8時49分 馬返


明大山荘


8月26日 8時50分 明大山荘


馬返までは車で来ることができる。
馬返はそのまま車返?


8月26日 8時54分 馬返


廃屋と化した大石茶屋


8月26日 9時06分 大石茶屋


馬返からは車道と舗装されていない遊歩道が平行して走っている。
大石茶屋まで車道を歩いてしまったが、ここから遊歩道を歩くことにする。




8月26日 9時08分 吉田口遊歩道





8月26日 9時25分 吉田口遊歩道


歩道が途切れるとオフロードバイクが走りまわっていた。
うるさいので、ここからは再び車道を歩くことにする。


8月26日 9時25分


車道も中の茶屋までは静かできれいな道だった。
道の横には「火祭りロードレース」の看板
よく見ると、開催は今日
車が少ないのは、交通規制のせいかもしれない。


8月26日 9時34分


道の途中でみつけた腕章(落し物)
そういえばでっかい白レンズ構えた人がいたなぁ
目立つように木に引っ掛けておく。


8月26日 9時38分 落し物


ロードレースの給水所になっていた中の茶屋
茶屋自体は休業となっていた。
ここに来て、デジカメの空き容量がなくなってしまう。
この先、浅間神社でも写真撮りたいのに・・・
デジカメの画素数が増えた分1枚の容量が増えたのだろう
2Gで足りなくなるとは・・・
やはり大容量のメモリカード買うべきだった。


8月26日 9時41分 中の茶屋


道路の横は自衛隊の演習場が続いたが
途中から広く明るい公園になる。
富士パインズパーク
気持ちよさそうな空間だが・・・
今は暑そうとしか思えない。
寄り道はせず、浅間神社を目指す。


8月26日 10時21分 富士パインズパーク


後ろから走ってくる集団。
ロードレースの走者達。

後で聞くとこの中にM氏もいたらしい。
河口湖で走っているといっていたが
コースがかぶるとは思わなかった。


8月26日 10時23分 火祭りロードレース


富士山慰霊碑


8月26日 10時27分 富士山慰霊碑


北口本宮富士浅間神社到着
無事に下山できたことを感謝する。

狙ったわけではないが
8月26日、27日に行われる鎮火大祭、「吉田の火祭り、すすき祭り」
だったため、たいまつや神輿などを見ることができた。




8月26日 10時41分 北口本宮富士浅間神社

この後、富士吉田駅に向かおうと思ったが
疲れたのでバスを待つことに
渋滞で遅れたバスを待ち、
くたくたになって富士吉田駅着

電車では隣に外人(多分アメリカ人)さんが座っていた。
金剛杖をもっていたので、富士山に登ったのだろう
とりあえず嘘英語で話しかけてみると、話をしてくれた。
韓国で仕事をしていて、ソウルからやってきてそのまま
富士山に夜間登山で登ったらしい。
よく効くとキリマンジャロにも登ったらしい。
とんでもない人だった。
大月駅で別れて、稲荷屋は帰路についた。