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日 時2007年8月4日15:50-5日16:20
目的地富士山(3775.6m)宝永山(2693m)
同行者なし
メ モ富士宮口新五合目(2400m)から
御殿場口新五合目(1440m)へ



富士宮口から登り六合目の雲海荘泊、翌日山頂を目指しお鉢廻りをして御殿場口に下山


カシミールのルートデータから



カシミールのルートデータから


新富士駅からバスで新五合目へ
今回は富士宮口から登って御殿場口へ降りる予定なので
片道を買おうとしたのだが、窓口ではどこでも乗れるからと
往復切符を勧められる。
バスの料金は登山口によって違うになぜと思うが
大丈夫ということなので買ってみる。

バスはバス停の正面に止まっている車らしい。
LNGのエコロジータイプなのだが、
運転手しか乗っていないバスはアイドリング中。
しばらくは動かない予定なのか、後輪には車止めまでつけてある。
エコなんだかエコでないんだか・・・

バスの発車時間近くになって、バスはバス停に移動しようとするが
車止めをつけたままのバスは大きく揺れた。
車止めってこんなに効果的なんだと改めて認識。
その後。運転手さんがバスから降りてきて車止め外していた。


13時20分 


バスは富士山本宮浅間神社のそばを抜けて富士山を目指す。


14時20分 


ガスが気になる。


15時05分 


登山道は工事中の部分が目立つ。
春先になだれで道が壊れたニュースを思い出す。


15時34分 


駐車場をあふれた車が下り車線に駐車している。
(バスが走れなくなるため、カーブと登り車線は駐車禁止)


15時36分 


五合目に到着。ガスが引かない。


15時48分 


六合目を目指す。


15時52分 


六合目に着くと、ガスが晴れた。


16時04分 一晩お世話になる雲海荘(六合目)


雲海荘で、宿帳に記入。
明日は、夜ではなく朝になってから出発したい旨を伝える。
(ご来光のために夜に出かける人が多い)
では5時くらいに食事をして出発する予定とする。

まだ外は明るいので、宝永山への散歩を勧められ
荷物を置いて出かけることにする。

山頂を見上げるとガス。明日は晴れるかなぁ。


16時13分 富士宮口登山道


宝永山への道はアップダウンも少なく歩きやすい。
宝永山火口への下り口に来るがガスは晴れない。

第二火口に行ってみたかったが
ガスでよく見えないので
経験のある第一火口へ向かう。


16時19分 第一火口への分岐


火口に下りるとガスは晴れてきた。
ちょっとがんばって宝永山に登って見ることにする。

よく分かっていることなのだが
進んでも進んでも崩れてきてなかなか登ることができない。

空荷で来たのはよかったのだが、
お気軽にお散歩気分で出かけたため
デジカメだけで水を持っていなかった。
途中で補給することもできず、ちょっと失敗。


16時50分 宝永山へ


ようやく稜線へ


17時08分 


こんな時間の宝永山山頂は誰もいない。


17時13分 宝永山山頂


ガスは晴れてきたが、宝永山の東側の
御殿場口の登山道側はガスでいっぱい。
宝永山の稜線を歩く自分の影がガスに映り
ブロッケン現象が現れる。


17時13分 ブロッケン


太陽が富士山の向こう側へ周った。
そろそろ引き上げよう。


17時14分 


稜線の御殿場口側からガスが湧き上がる。


17時15分 


火口に戻り宝永山を振り返る。


17時40分 


雲海荘に戻ると喉がからから
食事の前にとりあえずビールをお願いする。
冷たいビールが気持ちいい。

しばらく後、食事をお願いする。


18時08分 

今回、同室になるKさんがグラス2つとビールを持って来てくれる。
ビールを追加しながらしばらく話をする。
Kさんは山頂でのご来光を見るために夜出かけるらしい。

Kさんの仮眠の邪魔にならないよう、Kさんには先に寝てもらい
(なかなか寝れらなかったし)
稲荷屋はしばらく食堂で富士山の本を眺めていた。

小屋の息子さんが荷物を担いで到着
いろいろな荷物の中には
2日に生まれたばかりのお孫さんの写真もあり
盛り上がっていた。

外を見ていると、迷彩服姿の自衛隊員が何組か通り過ぎる。
明日は富士山登山駅伝で、その応援の人たちらしい。

稲荷屋が寝ようとしたころは、あちらこちらからいびきが響いていた。
(カーテンで仕切られただけなので音は筒抜け)
まぁ稲荷屋もいびきがうるさいらしいのでまぁそんなものだろう。

横になっていると少しうとうとするが、1時間おきに目が覚める。

23時、Kさんが起きる時間、支度しやすいように
稲荷屋は食堂で時間をつぶす。
その間、ビールをいただく。
(何本目だ?ちょっと飲みすぎ)

Kさんは、初めての富士登山。
一人で夜間登山、ヘッドライトなしで懐中電灯で登るという。
ちょっと心配。
Kさんを見送る。

しばらくすると、夜間登山で気分が悪くなる人が小屋にやって来た。
登山の経験者という3人組みのうち、ひとりが頭が痛いという。
一人を残して二人で登るという。
まだ登り始めて早々ではあるがまぁ気分が悪いなら懸命な選択かな。

再度横になる。

他の人が出かけるときに気が付かなかったことを思うと
結構眠れたのかも知れない。

夜中、突然物音がして目が覚める。
下山してきた人が泊まるらしい。
同室になる。
この人がまたすごいいびき。
よほど疲れたのだろう。



朝5時前、目が覚めて出発準備
外を見るとどんどん人が登って行く。
天気もよさそう。

出発の準備をするが
食事の準備がなかなか
夜中に出発する人も多く
小屋も大変だから仕方がないか
ゆっくり待つことにする。

お弁当にしてもらってここで食べたほうが
手間を取らせなくてよかったかなとふと思う。


5時分07 愛鷹山方向




5時08分 影富士


今日も多くの自衛隊員が通り過ぎていく。
装備品を見ていると、GI水筒(迷彩柄)の人がいた。
昔々はやったなぁと思うが、官給品なのかなぁ?


5時47分 自衛隊員




5時50分 いい天気


おそくなってしまってごめんねと
食事の支度をしてもらう。


5時57分 あさごはん


食後30分ほど休憩してから出発


6時32分 


新七合目 御来光山荘に到着


7時05分 




7時28分 宝永山火口を見下ろす


元祖七合目 山口山荘


7時42分 


八合目 池田館


8時20分 




8時21分 


左下にみえる3群4軒の山小屋
右中央の赤い屋根が五合目
五合目に続く道路の上には路上駐車の車の列が見える。


8時21分 


八合目からは御殿場口登山道へ抜けることができる。
自衛隊の人たちが御殿場口登山道へ向かっていた。


8時27分 




8時27分 宝永山火口を見下ろす


八合目からが正念場
(こんなところで倒れていてだいじょうぶかなぁ?)


8時50分 


九合目 萬年雪山荘

8時59分 


山頂に向けて出発


9時03分 




9時07分 




9時24分 


九合五勺 胸突山荘


9時38分 


あと少しで山頂
見えているが・・・人小さく見えるなぁ


9時47分 




9時55分 


あと少しで山頂なのだが、
突然列が止まる。
山頂では
「がんばれ」とか
「○袋(沖縄方面で特徴的な名前)」と
大きな声が聞こえる。

よく見るとカメラを回しているのも見える。

障害のあるかたが登っているらしい

それはそれで仕方がないが
サポートする人たちは、障害者のみに目が行き
周りに対しての配慮が全くない。
事情を説明して協力を求めるならまだしも
何もなしに渋滞を作っている。

その結果
遅くて止まっている人がいるなら抜かそうと
無理に登る人も出てくる。
速さを競い合って登っている人もいるのだから
それは無理もないこと

本人達はいいことをしているつもりなのだろうが
抜けているというか、ある意味サポートする人たちも
周りが見えないという点で障害者なのだと思う。
かわいそうな人達だ。


10時17分 


ようやく登頂したらしい。
うれしいのは分かるが、道はあけて欲しい。
山頂直前は道が狭い。
サポーターの団体はどこまでも邪魔。


10時20分 


富士宮口山頂にある頂上浅間大社奥院
富士登山駅伝の折り返し地点
富士山で訓練している人を見かけたり
テレビで見たことはあったが、見るのは初めて。
あと10分ほどで先頭ランナーが到着するらしい。
待ってみる。

TVで見た時のイメージでは鳥居の下に鐘なかったかなぁ。
(TV中継は昨年までで打ち切られたらしい。)
そういえば、2005年だったかのテレビ中継では
そのまんま東さんが山頂でレポートしていたような
まさか知事になるとは・・・


10時23分 


先頭ランナーが到着したところを撮ったのだがカメラの不調で
再生不可能に・・・
確認している間に二人目のランナー到着
写真は三人目のランナー
デジカメ買い換えないとだめだなぁ


10時38分 


三人のランナーを見た後は、奥院に参拝。
隣の郵便局で登山証明書を購入。


10時54分 


しばらくは駅伝のため御殿場口からの下山は困難
そこでお鉢廻りで時間をつぶすことにする。


11時31分 剣が峰から馬の背方向




11時33分 残雪


火口棚の万年雪そばでは、雪解け水を集めている様子。


11時48分 




11時54分 


剣が峰
レーダドームのない建物が要塞のよう


11時54分 




12時03分 金明水




12時04分 


山小屋へ雪解け水を送っているというポンプ
火口棚の雪解け水を中継しているようだった。


12時06分 




12時14分 




12時14分 




12時14分 




12時17分 


河口湖口登山道の頂上


12時19分 


久須志神社

12時20分 


河口湖口登山道で頂上を目指す登山者


12時21分 




12時44分 


御殿場口登山道頂上
銀明水(右中央の鳥居)


12時52分 


奥院、到着で一周


13時00分 


御殿場口から下山


13時14分 




13時21分 




13時53分 




13時54分 




14時05分 赤岩八合館




14時15分 




14時17分 




14時20分 


砂走館到着
以前に泊まったので、休憩するならここにしようと思っていた。


14時25分 


今年2007年は宝永大噴火から300年
のぼりはたっていたものの
それ以外には特になく、節目にしてはちょっと地味だなぁ。


14時37分 


何か食べようと、ラーメンを注文
カップラーメンですかと聞くとインスタントですとの答え
どんなものが出てくるかと思えばハムに海苔、ネギまで載せてある。
800円也


14時38分 




14時48分 わらじ館(休業中?)




14時52分 


登ってきた人に、見える山小屋は八合目かと聞かれる。
七合五勺と答えると
五勺ってあるのかぁと残念そうな声
御殿場口は長いから 八合目と思っていたのに違っていた
ショックは大きいだろうなぁ。


14時52分 日の出館


日の出館を過ぎると砂走りが始まる。


15時01分 




15時03分 


駅伝で整備されたのか、ふかふかで走りやすい。


15時09分 




15時22分 




15時22分 


富士山を振り返る。


15時32分 


荷物を運ぶブルドーザが登っていく。


15時45分 


大石茶屋到着、その先には五合目の駐車場が見える。
大石茶屋で缶ビールを飲んで一休み。
着替える場所はありますかと聞くと
シートで区切った着替え用のスペースが用意されていた。
ここで汗だくの服を着替えてすっきり。

五合目のバス停に向かう。



15時48分 

17時発の最終バスが到着
往復切符が気になり運転手に
この切符は使えるかと尋ねると
「いいですよ」
なんだかなぁ。
切符は購入して権利を行使できるかどうかの確認なのに
答えは使える使えないであって
運転手が良い悪いの判断をするわけではないだろう。

他ににも同じことを聞いていた人がいたが同じ回答
日本語が通じないのが残念。

出発時刻になったが、ちょっと遅れている人がいるらしい。
ちょっと待ってくれという人がいる。
終バスだからしょうがないかなと思っていると
「出発してください。電車に遅れます」という人もいる。
もう何がなんだか・・・

結局遅れてきた人は、急ぎもせずにゆっくりと歩いて来る。
バス1台分の人を待たせているのだから急げよなぁ・・・

御殿場駅はお祭りで交通規制されていた。
バスは通常のコースで駅に入れない。
電車に遅れるといった男性は駅のそばで下車したいと主張するが無視される。
運転手は「ここで右折したいのだができない」なんてのんきなことを言っている。
プロなんだから事前に調べておくべきだし、
「右折したい」と自分の願望を言っても仕方がないだろうに
運転はできても日本語の不自由な運転手だった。

折角の富士登山、最後まで気持ちよく終わればよかったのに残念。

御殿場駅からはちょっとぜいたくして「あさぎり」で帰宅
気持ちよく帰るはずが・・・

お医者さんだかなんだかの5−6人の団体と隣り合う
座席指定なのに空いた席に適当に座りおおしゃべり・・・
小学生の修学旅行ではないのだから何とかしてほしいなぁ
あさぎりには個室もあるのだからそっちにすれば良いのに

切れて注意してやろうかと思ったところで
そのうちの一人の男性が話かけてきた。

いつもは個室を取っているらしいのだが
取れなくてここにいたとのこと。
だからといってなぁ・・・

最後の最後まで・・・