万国博覧会の美術(2004/08/21)

上野の国立博物館で、「万国博覧会の美術」を見る。
期待していたものとはとちょっと違った。
というか、明治期の日本にとっての博覧会の意味がわかってなかった。
明治になっての廃刀令は歴史で習っていたが
それにより、刀鍛冶、つば、鞘の職人など刀関係を職業にしている人が
職を失ったことまでは考えたことがなかった。
武士中心の社会からの変革は、刀鍛冶に限らず
日本中がパラダイムシフトにさらされていたのだろう。

明治政府がそういう人たちの職の創出と、輸出奨励に
力を入れていたことは当然というか、苦労していたのだと思う。
それを考えることができただけでも行ってよかった思った。